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海霧による12GHz衛星放送波の減衰

Research Project

Project/Area Number 08650450
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field 情報通信工学
Research InstitutionKushiro National College of Technology

Principal Investigator

西村 浩一  釧路工業高等専門学校, 電気工学科, 助教授 (60042016)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐々木 敦  釧路工業高等専門学校, 電気工学科, 助手 (40215710)
小林 一義  釧路工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (20042004)
Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Keywords海霧 / 衛星放送 / 視程 / 電波伝搬 / 絶縁特性
Research Abstract

10GHzを越える電波は降雨、降雪、霧などの大気条件によって減衰することは知られているが、釧路地方で発生する濃い海霧が12GHz帯衛星放送波の減衰に及ぼす影響については解明されていない。海霧発生時における衛星放送波の減衰について、より正確な実測データを得るため、受信レベルの測定地点における気象データ収集システムと、海霧等の視程値を計測する視程計測システムを製作した。これらのシステムを用い、これまで得られたデータから、次のような結果を得た。
雨の場合は、雨量に応じて衛星放送波の受信レベルが減衰している。これに対し、海霧が発生している時の受信レベルは、その減衰量は少ないが絶えず細かく変動している。この受信レベルの細かな変動は、局所的な海霧の濃さの変動によるものだけではなく、海霧の空間的形状にも深く関係していると考えられる。また、視程がほぼ同じであっても、海霧の粒径により受信レベルに与える影響に差がある。粒径が大きな霧(湿った霧)ほど、受信レベルに与える影響が大きい。
降雨による衛星放送波の減衰と、ガイシの絶縁特性の低下の間に相関関係があることもわかってきた。降水量が多い場合には、ガイシ表面の汚損物質が洗い流されて絶縁特性が再び回復するが、霧や小雨の場合は絶縁特性を低下させるだけである。特に海霧の場合は、その中に含まれる海塩粒子が絶縁特性をより低下させている。
釧路地方で発生する海霧は、その濃さが場所によってかなり異なる。今後の展開として、衛星放送波の減衰と海霧の画像データから、海霧の動きを予想することも期待される。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 西村浩一、他2名: "釧路地方における衛星放送波の減衰に関する-検討(IV)" 釧路工業高等専門学校 紀要. 第30号. 31-33 (1996)

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      1996 Annual Research Report
  • [Publications] 小林一義、他5名: "碍子連の絶縁特性と衛星放送波の降雨減衰特性" 平成8年度電気関係学会北海道支部連合大会講演論文集. 480- (1996)

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      1996 Annual Research Report

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Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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