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磁力により任意の活性汚泥を簡単,迅速に生物膜として固定化できるBODセンサー

Research Project

Project/Area Number 08650933
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field 生物・生体工学
Research InstitutionUtsunomiya University

Principal Investigator

酒井 保蔵  宇都宮大学, 工学部, 助教授 (70186998)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
KeywordsBOD / センサー / 活性汚泥 / 強磁性粉 / 微分解析 / マグネタイト / 微生物膜
Research Abstract

(1)BODセンサーの出力電流をパーソナルコンピュータにA/D変換を介して取り込み,一次微分値をとることでセンサーによるBOD測定時間を従来の30分から1分に大幅に短縮できた。BOD被検液にセンサーが接触している時間が短いために,センサーの微生物膜の回復時間も従来の2時間から10分に短縮できた。同時に繰り返し測定によるセンサーの感度低下も大きく改善した。22mgBOD/l被検液に対しては15分毎に測定を60回繰り返しても初期の感度を維持した。また微生物膜のDOが大きく低下する前にBOD値を得ることができるので,高BOD濃度の被検液に対しても,十分に応答できた。測定可能なBOD濃度範囲は従来の10〜50mgBOD/lから5〜300mgBOD/lと数倍拡大した。
(2)懸濁成分の測定に対しては,大きな改善はなかったが,被検液を酸,あるいはアルカリによって加水分解できる場合には,それらの処理で測定可能となることがわかった。デンプンに対しては酸処理,アルブミンに対してはアルカリ処理が効果的であった。
(3)特定の廃水として都市下水と製麺工場廃水についてそれぞれの廃水に馴養された活性汚泥を生物膜として測定したところ,溶存成分に対しては特別な前処理なしで,広いBOD濃度範囲でセンサーによるBOD値を求めることができた。
以上の結果より,BODセンサーによる1分の応答時間でBOD測定が可能となり,それに伴い,BOD測定範囲,センサー生物膜寿命などに大きな改善が得られた。本内容は平成9年3月の水環境学会で報告する。またそこでの議論を踏まえて論文を投稿する予定である。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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