• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

アミノ酸栄養に応答する増殖関連遺伝子の検索・クローニングとその動態の解析

Research Project

Project/Area Number 08660167
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field 食品科学・栄養科学
Research InstitutionKyoto Prefectural University

Principal Investigator

金本 龍平  京都府立大学, 農学部, 助教授 (70147297)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Keywords3T3-swiss albino cell / 細胞増殖 / アミノ酸 / シグナル伝達 / DNA合成 / 細胞周期
Research Abstract

【目的】
細胞周期において、様々な物質による増殖シグナル伝達が行われているが、アミノ酸の増殖シグナルとしての役割はほとんど知られていない。本研究では、細胞周期において、タンパク質合成の材料としてだけでなく、アミノ酸が増殖シグナル物質としても働いているのではないかという考えのもとに、アミノ酸の有無の細胞増殖への影響を調べ、アミノ酸が細胞周期にどのようなメカニズムで関わっているのかを解明することを試みた。
【方法】
血清飢餓でGo期に同調させた3T3-swiss albino cellを10%透析血清を含むが必須アミノ酸を欠失させたDMEM培地でさらに24時間培養した後、欠失アミノ酸の有無による細胞増殖の変化を調べた。そのとき発現変動するmRNAをDifferential mRNA Diplay法を用いて検索した。
【結果】
血清飢餓によりGo期に同調させた細胞を、血清の刺激により増殖を再開させると12時間後にDNA合成が開始するのに対し、アミノ酸欠乏培地に欠失アミノ酸を添加すると約6時間でDNA合成が始まった。このときDifferential mRNA Diplay法でアミノ酸添加後30分で顕著に増減するmRNAを数個検出することができ、現在解析を進めている。
【考察】
血清飢餓から血清による増殖誘導ではS期に至るまで12時間必要であるのに対し、アミノ酸飢餓からではこの時間が6時間になる。このことから細胞は血清の成分の作用で細胞周期が6時間進んだ所で、アミノ酸欠乏のため増殖を停止していると考えられる。アミノ酸添加後30分で顕著に増減するmRNAが存在することは、この停止点においてアミノ酸の有無がシグナルとして作用していることを示唆している。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi