Project/Area Number |
08660346
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Applied animal science
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
吉村 幸則 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (10167017)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | ニワトリ卵管 / 精子免疫応答 / MHCクラスII / リンパ球 / 免疫グロブリン / 免疫内分泌 / 精子貪食 / 受精率 |
Research Abstract |
(1)家禽の受精率改善のための基礎的研究として卵管内における抗精子免疫応答とその内分泌的機構を検討した。(2)卵管粘膜における免疫担当細胞(抗原提示細胞(MHCクラスII), T及びBリンパ球及び免疫グロブリン(IgG, IgM, IgA)含有細胞)の局在と分布の調節機構を特異抗体を用いて免疫組織学的に解析した。この結果,卵管粘膜は免疫担当細胞を豊富に含み,これらは特に精子の貯蔵や受精の場である漏斗部と膣部には有意に多く含まれることが明らかにされた。またこの粘膜内の免疫担当細胞は産卵中の鶏では多く休産中では減少すること,およびこれらはエストロジェンの作用によって増加するがプロジェステロンによる影響は受けないことも明らかにされた。(3)産卵鶏を交配し,卵管内での精子の動態を電子顕微鏡により解析した。この結果,多くの精子は子宮膣移行部に存在する精子貯蔵腺に貯蔵されたが,一部の精子は交配数時間のうちに卵管の子宮移行部の粘膜表面から固有層に進入し,この間に粘膜上皮細胞により貪食されることを明らかにされた。一方,粘膜内では貪食された精子周囲にマクロファージ様の抗原提示細胞とTリンパ球が集積し粘膜組織内での抗精子免疫応答の発現が示唆された。(4)卵管内に存在する抗精子免疫応答抑制因子を検討したがこれは確立するに至っていない。しかし,卵管粘膜による精子貪食や貪食された精子への免疫担当細胞の遊走の程度に個体差が認められたので,これらの程度が高かったものは同因子の影響が小さいことも考えられ,同因子の存在は推定される。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)