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Porphyromonas gingivalis赤血球溶血素の分子生物学的解析

Research Project

Project/Area Number 08672103
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field Morphological basic dentistry
Research InstitutionThe Nippon Dental University

Principal Investigator

倉持 利明  日本歯科大学, 歯学部, 助手 (80277590)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
KeywordsPorphyromonas gingivalis / 病原因子 / 赤血球溶血素 / ヘモリシン
Research Abstract

Porphyromonas gingivalisは成人性歯周炎の主要な病原菌の一つとされる偏性嫌気性、グラム陰性の桿菌である。本種は人工培地上でヘミン要求性であり、血液寒天培地上では溶血性を示す。溶血の結果得られたヘミンは菌体内に取り込まれ、過剰に蓄積される結果、きわめて特徴的な黒色の集落を形成する。この性質は歯周炎病巣から検出される近縁のグラム陰性桿菌に共通したものであり、歯周炎の病態発生と何らかの関連があるものと考えられる。本研究では、P.gingivalisが示す溶血性と、病原性との関連を明らかにするために、本種の赤血球溶血素遺伝子の分子生物学的解析を行った。すなわち、P.gingivalisより抽出した染色体DNAを制限酵素Hind IIIおよびBam HIにより断片化し、これをプラスミドベクターpMW 119に組み込み、遺伝子ライブラリーを作成した。これを用いて赤血球溶血陰性の大腸菌株HB101を形質転換し、血液寒天培地上で培養することにより、前述の2種の制限酵素で作成したライブラリーからそれぞれ約5000コロニーをスクリーニングした。コロニー周辺の溶血斑により赤血球溶血陽性と判定し、赤血球溶血性形質転換株22株を分離した。また、それぞれの形質転換株よりプラスミドを抽出し、その性質を調べた結果、配列の異なる15種類の遺伝子断片を得ることができた。現在、これら形質転換株が示す赤血球溶血活性の定量法の確立を試みており、また得られた遺伝子断片の塩基配列決定を進めている。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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