ハードル走の3次元動作解析と動作シミュレーションに関する研究
Project/Area Number |
08680092
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
体育学
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
藤井 範久 筑波大学, 体育科学系, 講師 (10261786)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阿江 通良 筑波大学, 体育科学系, 助教授 (10175721)
宮下 憲 筑波大学, 体育科学系, 助教授 (30110480)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | ハードル走 / 3次元動作解析 / DLT手法 / リンクセグメントモデル / 股関節屈曲トルク / 関節トルクパワー / エネルギーフロー / 動作シミュレーション |
Research Abstract |
本研究の目的は,日本の一流ハードル走選手の動作を動力学的観点から3次元的に分析することであった.そこで110mハードル走日本歴代2位の記録を有する選手および日本学生選手権優勝者を含む男子8名,女子7名のハードル走および混成競技選手を被検者として,下肢関節で発揮された関節力,関節トルクやパワーなどを3次元的に算出して,下肢セグメント間の力学的エネルギーの流れを明らかにした.得られた結果から,ハードル走における最も特徴的な動作であるハードリング時の踏切脚(抜き脚)の動作について,以下のことが明らかとなった.すなわち,『踏切からハードリング中盤における踏切脚の力学的エネルギーの増加は,主として股関節を通して大腿へ流入した関節力パワーによるものである』,『踏切脚の側方への振上げは,股関節の外転トルクや内旋トルクによるものではない』,ことなどが明らかとなった.さらに,これらの結果を踏まえて,剛体リンクセグメントモデルによる踏切脚の動作シミュレーションを行った.その結果として『踏切後にみられた股関節の内転トルクは,股関節の関節力パワーや屈曲トルクによる関節トルクパワーによって得られたエネルギーを,踏切脚が側方へ振上げられるために必要なエネルギーに変換する作用,すなわち“3次元的むち的作用"を持っている』ことが明らかとなった.また踏切局面における踏切脚では,被検者によって様々な力学的エネルギーの流れがみられたことから,今後この踏切局面でのエネルギーの流れをさらに詳細に分析することによって,踏切動作の技術的要因を明らかにすることができるものと期待できる.最後に,本研究で得られた知見と,実際のコーチングから得られた知見を組み合わせることによって,新たなハードル走のドリル運動や指導方法について検討を行った.
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)