グ-スコイド遺伝子変異マウスを用いた顔面-頭部形成機構の解析
Project/Area Number |
08680748
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Molecular biology
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
山田 源 鹿児島大学, 工学部, 助教授 (80174712)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉村 和久 鹿児島大学, 工学部, 教授 (80127240)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | ホメオボックス / グ-スコイド / 脊椎動物 / ノックアウトマウス / 頭部 / 顔面 |
Research Abstract |
高等動物で高度に発達した顔面-頭部構造は主として神経堤細胞由来構造物である。神経堤細胞は多分化能を有する細胞で未分化な同細胞集団から如何に複雑な顔面-頭部構造が生成されるのかはその一端が特定の種において明らかとなってきたにすぎない。本研究においては遺伝子ノックアウト法を用いて、グ-スコイド遺伝子の機能解析を行い、ノックアウトマウスは原腸形成時に症状を呈さずに胎生後期の頭部顔面形成期に主として神経堤細胞由来領域に異常が生じ生後死亡することを明らかにした。さらにその解析を発展させ 生後直後の嗅覚系、口腔系、咽頭系、消化管での異常をあきらかにした。このうち消化管系での異常は口腔系、咽頭系での摂食、呼吸の調節の異常によって2次的に引き起こされていることが判明した。このような結果は 鰓弓系の異常によるヒトの遺伝性疾患、奇形等の理解に寄与するものと考えられる。また、骨系、軟骨系の解析の一部として遺伝的骨疾患マウスの生化学的解析もおこなった。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)