近現代フランスにおける機械技術と文化・芸術の相関関係に関する総合的研究
Project/Area Number |
08710342
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
仏語・仏文学
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
廣瀬 浩司 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 講師 (90262089)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 機械学 / ジルベール・シモンドン / フェリックス・ガタリ / ジル・ドゥルーズ / デカルト / 技術論 / ヘテロトピア / 鏡 |
Research Abstract |
本研究では、従来の人文研究でなおざりにされている機械や技術のテーマが、近現代フランスの文化や芸術のなかでどのような位置を占めているかを系譜学的に辿るとともに、その理論的・哲学的な意識を検討するため、以下の作業を行った。 1)ミシェル・セール編纂の「フランス語哲学作品集成(Corpus des oeuvres de philosophie en langue francaise)」のCD-ROMを購入し、電子テキストを活用した語彙分析や関連テーマとの関連づけを行った。それにより、デカルト、百科全書以来のフランス思想における機械や技術の主題が社会思想や哲学の中でどのように論じられたかを分析するための基礎資料を準備することができた。本CD-ROMは毎年更新されるので、資料充実のため継続購入が可能になることが望ましい。 2)二十世紀のフランスの思想家ジルベール・シモンドンの「機械学」に関する資料を収集し、社会思想や哲学・倫理学、美術芸術学などへの機械学の応用の可能性を研究した。その哲学的・理論的意義を検討した「生成する機械の身体」という論文を発表した。 3)現代のフランスの思想家ジル・ドゥルーズとフェリックス・ガタリやベルナール・シュティグレールの機械技術論についての資料を収集し、その理論的意味を検討した。以上の成果の一部は、NTTインターコミュニケーション・センターのミュージアムおいて電子データベースの項目「ドゥルーズ=ガタリにおける機械の概念」「シモンドンの〈機械学(メカノロジー)〉」として公開される。 4)以上の作業と平行し、鏡という技術の心理学や社会制度分析への意味をさぐるための資料を収集し、その検討の結果を「ヘテロトピアのまなざしと制度の身体」という論文の形でまとめた。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)