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合議決定の特性分析-実験心理学的アプローチ-

Research Project

Project/Area Number 08730074
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Business administration
Research InstitutionKomazawa University

Principal Investigator

長瀬 勝彦  駒澤大学, 経営学部, 助教授 (70237519)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywords意志決定 / 問題解決 / 集団
Research Abstract

人間の意志決定や問題解決の特性を分析するために、いくつかの心理学的実験をおこなった。(第1、第2実験で用いられたのは、いずれもユリ-カ型の問題ではない。)
[第1実験] 「NASA問題」を使用して、2人合議による問題解決の効率を作業方式の異なる3群間で比較した。第I群は前半はペアの片方(A)が問題の答案を作成し、もう片方(B)は何もしない。後半になるとまずBがAの答案を見てそれを批判し、続いて共同で答案を作成する。第II群は前半はおのおのが個人作業で答案を作成し、後半はそれを元に合議でペアとしての答案をつくる。第III群は最初から最後まで合議によって答案を作成する(個人作業はない)。結果は、3群の得点のいずれの間にも有意差が認められなかった。
[第2実験] 「砂漠のサバイバル」問題を使用して、5人合議の実験をおこなった。第I群は前半は集団メンバーのそれぞれが割り当てられたひとつの視点に従って答案を作成し、後半はその5つの視点を持ち寄って集団としての答案をつくる。第II群は前半は全メンバーとも全体的な視野に立って個人的に答案を作成し、後半は(第I群と同様)それぞれの答案を持ち寄って集団の答案をつくる。第I群はスペシャリスト集団、第II群はゼネラリスト集団の問題解決を模したものである。被験者を変えて実験を2回おこなった結果、第1回はII群(ゼネラリスト集団)の成績の方が有意に高かったが、第2回は両者の点数に有為差は生じなかった。第1回と第2回とで被験者への教示の仕方が多少異なった(第2回の方がI群に自分たちはスペシャリスト集団的な問題解決をするのだと強く印象づけた)のが原因かもしれない。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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