• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

品質企画と品質設計の有機的結合に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08750143
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 機械工作・生産工学
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

水山 元  京都大学, 工学研究科, 助手 (40252473)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords品質企画 / 品質設計 / DFMA / 田口メソッド / 損失関数 / QFD / 品質コスト / 実験計画法
Research Abstract

品質設計に関しては,まず,品質の評価尺度である品質損失は,従来の単なる製造者のコストとしての品質コストの概念を,これに使用者のコストおよび社会的なコストを合わせることによって一般化したものであると考えたもとで,品質設計問題を,品質コストと製造コストの和の期待値を最小化するように,部品の材質,形状,寸法などの設計変数の値を決定する問題として定式化した.そして,この品質設計問題を解決するための方法,すなわち品質設計法を展開した.
特に,設計変数と期待品質コストの間の関係を実験から帰納的に推定する場合には,その規模をいかにして縮小するかが問題となることから,これに対して,製品を複数の部品に分解し,製品全体を対象とした実験を行うことなく,個々の部品を対象とした実験のみを行うことによって品質設計問題を解決する「分解的アプローチ」による方法を開発した.分解的アプローチによる品質設計法では,製品を分解して得られる複数の部品間の関係を,並列,直列あるいはこれらの組合せとして捉え,この関係を適切に考慮しながら,製品全体を対象とした実験を行うことなく,個々の部品を対象とした実験を行うだけで,品質設計問題を解決することができる.また,設計変数と期待品質コストの間の関係を,実験を行うことなく対象製品のモデルから演繹的に求める「解析的アプローチ」による品質設計法も開発した.
今後の課題として,製品の製造コストは詳細設計以前の基本設計の時点で大きく決定づけられてしまうことから,基本設計の段階で,設計変数と製造コストの間の関係を推定する方法について研究を進めている.また,品質設計の結果得られる試作品をフィードバックして品質企画を再実行するための方法についても研究を進めているところである.

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi