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膜構造の屋根を持つ建物からの騒音伝搬に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08750708
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Architectural environment/equipment
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

堀之内 吉成  京都大学, 工学研究科, 助手 (20199558)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords膜構造 / 膜材料 / 透過損失 / 騒音 / 二重膜
Research Abstract

近年、各種競技場、イベント会場、あるいはオフィスビルにおけるアトリウムなど、大空間を持つ建築物の屋根に膜構造を持つ建物が数多く建設されている。最近この種の建築で、ロックコンサート等の大音量を用いた催しが行われており、それに対する近隣騒音の問題も多い。本研究では、このような騒音伝搬の問題を考えるための基礎データとなる膜材の遮音性能、すなわち透過損失について、基礎的な実験、測定、考察を行った。具体的には、残響室と無響室が残響室と無響室が開口を通してカップリングされた実験室において膜の両面での音圧レベル差の測定を行い、また、実在の建物で膜の透過損失を測定した。その結果以下のような知見が得られた。
1.膜の中間を固定し2分割した状態で、透過損失がどのように変化するか調べた結果、本実験に用いた膜材の大きさ(1.8m×0.9m)程度では、遮音性能への影響はほとんど見られなかった。
2.膜材にかかる張力を変えた場合の透過損失の変化を見た結果、張力の変化の影響は少ないが、張力を全くかけない場合には、500〜2000Hzの周波数帯域で若干透過損失が減少する結果となった。
3.内膜を取り付けて2重膜とした場合の透過損失への影響は、一部の周波数(250Hz)を除くと、内膜を付けることによって透過損失が若干増加した。なお、250Hz付近で遮音効果が減少している原因としては、共鳴効果が表れている可能性がある。今後の検討課題である。
4.実在建物での結果は、音源の波長と室寸法、室容積、室形状などを考慮すれば、実験室で測定した値とおおよその傾向は一致していた。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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