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自己免疫性肝疾患自然発症マウスモデルの確立

Research Project

Project/Area Number08770409
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Gastroenterology
Research InstitutionKansai Medical University

Principal Investigator

天羽 康雄  関西医科大学, 医学部, 助手 (10278608)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed(Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost : ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996 : ¥1,000,000 (Direct Cost : ¥1,000,000)
Keywords自己免疫性肝炎 / 自然発症モデル / マウス肝炎 / CD4^+Mac-1^+細胞
Research Abstract

(NZW×BXSB)F1(W/BF1)マウスの肝組織について検討した。20週令において50%のマウスに自然発症する肝炎像が認められた。同肝炎は3型に分類出来た(慢性活動性肝炎型、慢性非活動性肝炎型、胆管炎型)。
門脈域或いは中心静脈周囲に浸潤する炎症細胞が大半が単核球であり、B220に染色性を示すものが約3分の2、Thy1.2に染色性を示すものが約3分の1であった。一方、加令と共に類洞内に細胞増多が見られ、コラゲナーゼを門脈から灌流して得た肝内浸潤単核球をフローサイトメーターを用い検討したところ、CD4とMac-1の両方の蛋白を発現している単核球の増加が認められた(p<0.005)。20週令では約40%の肝内浸潤単核球に同蛋白の共発現が観察されたが、これは肝炎組織像の程度と相関を示していた。
CD4とMac-1を共に発現している細胞のみをFACStarを用いて集め電顕を用いて観察すると幼若な単球系の細胞であることが示唆された。更に、免疫学的検討やコロニーアッセイを併用し、同様の結論を得た。
(W/B)F1マウスは加令と共に肝炎(自己免疫性肝炎が疑われる)を自然発症するマウスモデルと考えられた。特に肝内に存在し加令と共に増加するCD4とMac-1を共発現する幼若な単球系細胞が確認されたが、肝病変の成因と同細胞との関係について興味が持たれる。
現在、研究結果を論文にまとめ投稿中である。

Report

(1results)
  • 1996 Annual Research Report

URL :

Published : 1996-04-01   Modified : 2016-04-21  

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