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悪性黒色腫の臓器特異的転移とサイトカイン,特に肺転移とGM-CSF産生との関連

Research Project

Project/Area Number 08770645
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Dermatology
Research Institution山梨医科大学

Principal Investigator

山田 宏司  山梨医科大学, 医学部, 助手 (80262674)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywordsメラノーマ転移 / サイトカイン / インターフェロン
Research Abstract

当初の研究計画にもとずき、まずヒト由来悪性黒色腫(以下MMと略す)9株のサイトカインのうちGM-CSF,IL-1,IL-6の産生能を調べた。その結果、これらのサイトカイン産生を認めないものが3株、GM-CSFのみ産生するもの2株、IL-1を産生するもの1株、IL-6を産生するもの2株、IL-1,IL6ともに産生するもの1株であった。
GM-CSFとIL-1または6をともに産生する細胞株はなかった。GM-CSFを産生する2株の細胞のうち1株ではCD-44の発現が細胞膜表面に認められたが、他の1株にはCD-44の発現は認められなかった。またGM-CSFを産生しない細胞株でもCD-44の発現は認められなかった。GM-CSFを産生する2株について、IFN-βがGM-CSF産生に及ぼす影響を調べるため、細胞培養上清中に、IFN-βをそれぞれ、10^2IU/ml,10^3IU/ml,10^4IU/ml加え、3日間培養し、上清中のGM-CSFの濃度を調べたところ、濃度に依存して、GM-CSFの産生が抑制されていた。培養細胞自体の分裂、生存は肉眼的にはコントロール群と差はなく、従ってIFN-βによる直接的な細胞毒性ではなく、GM-CSFの産生のみが選択的に抑制されていると考えられた。さらにGM-CSF産生がmRNAレベルでどうなっているかを調べるため、同様の実験系(IFN-βを加えて培養する系)で、培養した細胞からmRNAを抽出し、RT-PCR法を用いて、GM-CSFのmRNA発現を調べた。mRNAレベルでは、はっきりとした濃度依存的な、抑制は確認できなかった。
またヌードマウス尾静脈から培養細胞を接種し、人工的に転移巣を作る系では、GM-CSF産生、CD-44陽性細胞では、肺に転移巣を確認できたが、GM-CSF産生細胞でも、CD-44陰性の細胞は転移巣を形成しなかった。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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