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Epiregulinによるヒト表皮ケラチノサイトの増殖・分化調節機構の研究

Research Project

Project/Area Number 08770659
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Dermatology
Research InstitutionEhime University

Principal Investigator

白方 裕司  愛媛大学, 医学部, 助手 (50226320)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords角化細胞 / Epiregulin / EGF
Research Abstract

目的:epiregulinは1995年新たに発見されたEGFファミリーに属する細胞成長因子であり、各種上皮性cell lineにおいて生理活性が明らかとなっているが表皮角化細胞に与える影響は明らかとなっていない。そこでepiregulinの表皮角化細胞に与える影響について検討した。材料と方法:正常ヒト皮膚より角化細胞を分離し、無血清培養法にて培養し、epiregulinを各種濃度で添加、4日後に細胞数を血球計算板を用いて計測した。またコンフルエントになった時点でepiregulinを各種濃度で添加、24時間培養後BrdUを2時間取り込ませ、取り込まれたBrdUを測定することでDNA合成能を検討した。また、EGFを各種濃度で添加しepiregulin mRNAの発現をNorthern Blot,RT-PCRにて検討した。さらにepiregulinに対する抗体を作製し、正常皮膚におけるepiregulinの発現を免疫組織化学的に検討した。結果:epiregulin 0.01-10ng/mlの濃度添加における増殖促進能は1ng/mlをピークとして約3倍の増殖促進効果を示した。BrdUの取り込みは10ng/mlをピークとして最大2倍のDNA合成促進を示した。epiregulin mRNAの発現は正常状態ではRT-PCR法を用いて40サイクルでdetectdできる程度の極微量しか発現していなかった。Northern Blot法を用いたmRNAの発現誘導についてはEGF 10ng/mlの刺激で1-6時間後に発現増強を示した。正常ヒト皮膚におけるepiregulinの発現はABC法ではdetectできなかった。考察:epiregulinは他のEGFファミリーと同様にヒト表皮角化細胞に対して増殖促進的に作用することが明らかとなった。mRNAの発現は正常状態ではほとんど発現しておらずEGF等の刺激により発現が誘導されると思われた。正常ヒト皮膚でepiregulinがdetectされない理由としてはmRNAが正常状態ではほとんど発現されていないことによると考えられた。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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