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てんかんマウス(EL マウス)脳におけるニューロペプチドYの変化

Research Project

Project/Area Number 08770789
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Psychiatric science
Research InstitutionOsaka City University

Principal Investigator

小出 誠司  大阪市立大学, 医学部, 助手 (30254395)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1996: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywordsてんかん / けいれん / 神経ペプチド / ニューロペプチドY / ELマウス
Research Abstract

遺伝子に痙攣素因を有するELマウスは、ヒトにおける二次性全般化複雑部分発作(側頭葉てんかん)の優れたモデルと考えられている。神経ペプチドの1種であるニューロペプチドY(NPY)はキンドリングモデルなどで、痙攣への関与が注目されている。発作間歇期のてんかんマウス(EL マウス)脳において、NPYを測定して、ELマウスの痙攣への関与を検討した。実験動物は、成熟期で発作間歇期のてんかんマウス(EL〔s〕マウス)と、対照群のddYマウスを用いた。脳の8部位について、NPY様免疫活性をRIAで測定した。ELマウスは、発育に伴って痙攣準備性を獲得するので、生後25日、50日のマウスについて、また、放り上げ刺激を受けず、痙攣履歴のないELマウス(EL〔ns〕マウス)についても検討を加えた。NPYは15から105pmol/g wet weightを示し、視床下部で最大値を示した。対照群のddYマウスと比べて、ELマウスは概ね低値を示したが、EL〔s〕とEL〔ns〕とddYマウスについて、3群間で比較したが、生後25日、50日および成熟期のいずれの発達期においても有意な差は認めなかった。今回測定したNPY量は、ほぼこれまでの報告された脳内の量と一致していたが、対照群との間に有意な差は認めなかった。今回ELマウス脳でNPY量に変化を認めなかったことから、遺伝てんかんモデルにおいては、NPYは関与していないのかもしれない。しかし、今回は痙攣発作後7日目の発作間歇期について検討しており、発作後にNPYが変化している可能性がある。今後は、発作に伴うNPYの変化について検討していく必要がある。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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