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卵巣癌大量化学療法における造血幹細胞移植の骨髄機能回復に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08771366
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Obstetrics and gynecology
Research InstitutionTokai University

Principal Investigator

村松 俊成  東海大学, 医学部, 助手 (90266437)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords卵巣癌 / 末梢血幹細胞 / 骨髄移植
Research Abstract

進行卵巣癌III期、IV期症例や再発例に対して、我々は末梢血幹細胞移植法(peripheral blood stem cell transplantation:PBSCT)を併用した大量化学療法を1991年1月より行ってきた。現在までにPBSCの採取を行ったものは50例であり、そのうち大量化学療法に至ったものは37例である。1996年4月より現在までにPBSC採取は17例に行い、その採取幹細胞を使用し実際に大量化学療法を行ったものは、9例に対し11回行った。大量化学療法のRegimenは、CBDCA1500mg/m^2、CPM3000mg/m^2を分3日間とした。本研究に先立ち患者またはその家族に、治療目的、治療内容、副作用などを十分に説明し同意を得て文書を保存するものとした。
PBSCT併用大量化学療法では、いかにPBSCを多く採取するかが一つのポイントとなる。骨髄機能の急激な回復のときにPBSCを採取することが採取効率を上げるため、採取のための化学療法でCPMを1000mg/m^2とし、nadiorよりG-CSFを投与することとした。採取時のPBSCの評価として、総有核細胞数は、平均3.85×10^<10>(8.52〜0.67×10^<10>)であった。CFU-GM数採取個数の検討では、平均1.74×10^8(0.019〜4.79×10^8)であった。PBSCTの評価として、移植後の骨髄機能回復では、生着不全は1例もなく全例骨髄機能の回復を認めた。白血球数は白血球100以下の期間は平均3日間で(0〜5日間)、1000以下の期間は5.57日(4日間〜7日間)、3000以下の期間が平均9.8日(5日間〜12日間)、幹細胞移植日をDay0とすると、白血球数が1000を越える日は、平均Day8.71(Day8〜Day10)、3000を越える日はDay9.28(Day8〜Day10)であった。血小板数の比較では、血小板輸血なしに2万以上になる日は平均でDay8.28(Day7〜Day10)、5万以上になる日は平均でDay11.9(Day10〜Day13)であった。これは従来われわれが行ってきたABMT併用大量化学療法と比較すると,白血球100以下の期間では有意差を認めないが、白血球1000以上になった日、3000以上になった日、また血小板が5万以上になった日については有意差を認めた。PBSCTは従来のABMTと比較して大量の造血幹細胞を輸注することにより、より早い骨髄の回復が認められた。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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