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鼻汁中蛋白質分析によるアレルギー性鼻炎の鼻粘膜反応性の検討

Research Project

Project/Area Number 08771427
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Otorhinolaryngology
Research InstitutionKitasato University

Principal Investigator

井口 芳明  北里大学, 医学部, 助手 (10222853)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1996: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Keywordsアレルギー性鼻炎 / 鼻汁 / アルブミン / 26kD蛋白質
Research Abstract

アレルギー性鼻炎の鼻粘膜反応性をみるため本研究費の交付期間中に冷水で鼻粘膜を刺激した。冷水で鼻粘膜を洗浄、回収し、鼻汁中蛋白質成分を分析した。今回はスギ花粉症の非飛散期の鼻腔を冷水(生理食塩水)で洗浄回収した鼻汁について検討した。比較の対象はスギ花粉症の飛散期(アレルギー症状発現)とスギ花粉症の非飛散期の温水洗浄例とした。その結果、総蛋白質濃度はスギ飛散期はスギ非飛散期より高濃度である(鼻汁が多い)が、冷水で刺激すると非飛散期より濃度が高くなるが、飛散期のレベルではなかった。鼻汁中血管透過性因子のアルブミンについて、飛散期は非飛散期より総蛋白質に対する相対比が増大したが、有意ではない。冷水で刺激すると比飛散期より増大するがやはり有意ではなかった。鼻汁中腺分泌因子の26kD蛋白質について、飛散期は比飛散期より総蛋白に対する相対比が増大し有意であった。冷水で刺激すると非飛散期よりも増大し有意であった。以上をまとめると、スギ花粉症では、飛散期はアルブミンの増大より26kD蛋白質の増大が大きく、腺分泌性の亢進がその鼻汁の特徴である。また、冷水で非飛散期のスギ花粉症の鼻腔を刺激すると、鼻汁の増大は多く分泌されないが腺分泌性が亢進した。スギ花粉症の患者では抗原チャレンジのみならず、冷水刺激でも鼻汁は増大し寒冷刺激に対して腺が主として影響をうけることがわかった。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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