• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

歯根と歯根膜の連結過程におけるコラーゲン線維の種類と発現時期について

Research Project

Project/Area Number 08771968
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 矯正・小児・社会系歯学
Research InstitutionKagoshima University

Principal Investigator

中山 二博  鹿児島大学, 歯学部, 助手 (10274846)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1996: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords歯根膜 / collagen type I / collagen type III / collagen type IV / laminin / fibronectin
Research Abstract

歯根と歯根膜のコラーゲン線維の連結は、象牙質のコラーゲン線維と歯根膜のコラーゲン線維との絡み合いから起こる。上皮鞘被覆状態では、歯根膜のコラーゲン線維はHertwigの上皮鞘と接していた。上皮鞘分断状態では、分断部で歯根と歯根膜のコラーゲン線維の連結が見られた。上皮鞘消失状態では、線維芽細胞の間を通って多数の歯根膜のコラーゲン線維が歯根と連結していた。各状態において、collagen typeI,type III,type IVおよび接着因子のファイブロネクチン、ラミニンの発現時期と局在について調べた。
collagen typeIとラミニンは、歯根膜に上皮鞘被覆状態から全過程で均等に分布していた。collagen type IIIは、上皮鞘被覆状態では歯根膜に少量あったが、上皮鞘分断状態では歯根膜の歯根表面に局在し、上皮鞘消失状態では歯根膜の歯根表面に強く局在していた。collagen type IVは観測されなかった。ファイブロネクチンは、上皮鞘被覆状態では歯根と上皮鞘との境に局在していた。上皮鞘分断状態では歯根と歯根膜との連結部に一部局在していたが、上皮鞘消失状態では標本全体に存在し局在は見られなかった。以上より、接着因子であるファイブロネクチンが上皮鞘の分断前後で連結部に局在していたことから、ファイブロネクチンは歯根表面とコラーゲン線維や線維芽細胞との接着に関与していると考えられた。また歯根と歯根膜との連結部ではcollagen type IIIの活発な形成が起きていることから、歯根のコラーゲン線維との絡み合いには歯根膜のcollagen type IIIが関与していると考えられた。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi