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レーザーによるエナメル質形成不全歯への臨床応用」

Research Project

Project/Area Number 08771986
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 矯正・小児・社会系歯学
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

村上 正治  昭和大学, 歯学部, 助手 (00255887)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywordsエナメル質形成不全歯 / He-Neレーザー / 象牙質知覚過敏症
Research Abstract

小児歯科の臨床の場において、乳歯の外傷、根尖性歯周炎による後継永久歯のエナメル質形成不全歯を目にする機会が多い。形成不全部は硬度も通常のエナメル質とくらべ低いため、異常に咬耗の進行するケースが多く、それに伴い冷水痛などの不快症状を生じる。一般(成人)歯科における象牙質知覚過敏症の治療法として、従来行われていた充填処置に代わり、新しくレーザーによる治療が導入されてきている。医科の分野では以前からこのようなレーザーによる治療が積極的に行われており、歯科の分野でもその応用が期待されている。歯科におけるレーザー治療による長所としては、1.歯を削合しない2.除痛効果3.無痛4.無臭5.無音6.操作時間が短い。小児歯科治療においては、これらの長所は臨床上重要であり、最も望まれる特徴である。そこで今回は、エナメル質形成不全を起こし冷水痛などの不快症状を生じた、乳歯および幼若永久歯に対しレーザーを用い、その効果を検討したところ次のような結果が得られた。エナメル質形成不全を有する患児に対しHe-Neレーザーを使用し、60%に効果が認められた。しかし、この次回の来院までに再び症状を訴えたものが認めれたため、再度レーザー照射を行った。なおmHe-Neレーザーは、タカラベルモント社製"Belbeam"(連続波、波長632.8nm、出力6mW)を使用した。永久歯知覚過敏の過去の報告では、約70%以上の有効性が報告されているが。今回はやや低い結果となった。これは永久歯に対し、乳歯、幼若永久歯では感受性が低く、また軽度の知覚過敏度の診断も患児の反応が微妙なため、対象が比較的重度な症例に偏った可能性が示唆された。今後はこれらの点を考慮し、知覚過敏の処置のみでなく、He-Neレーザーのアフタ等の軟組織疾患や歯髄処置への効果についても研究していく所存です。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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