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不正咬合者の咀嚼運動と顎関節音の客観的評価

Research Project

Project/Area Number 08771993
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 矯正・小児・社会系歯学
Research InstitutionThe Nippon Dental University

Principal Investigator

新井 一仁  日本歯科大学, 歯学部, 助手 (00193037)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1996: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords歯科矯正学 / 顎関節音 / 周波数分析 / 不正咬合 / 下顎運動
Research Abstract

近年,頭蓋下顎機能障害患者における顎関節音の周波数分析に関する研究が多く行われ,診断における有効性が明らかとなってきている.そこで,従来より教室で行っている咀嚼運動の機能的分析に加えて,顎関節音の周波数分析から不正咬合者の機能的特徴を明らかにすることを目的として本研究を行った.
本年度は,以下の各項目について検討した.
1.下記の下顎運動と顎関節音の同時記録システムを開発した.
本システムは,LEDとCCDカメラを応用した下顎運動記録装置,コンタクトマイクロフォンとアンプから構成される顎関節音記録装置,ならびに分析用コンピュータPC-9801VXとソフトウエアから構成された.
2.本システムにおける下顎運動記録装置の特徴として,前頭面で見た下顎切歯点の運動を従来より教室で用いている下顎運動記録装置(MKG-K5AR)に比較して広い範囲で記録することができることを確認した.これにより下顎運動のひとつである下顎限界運動路を記録することができることが確認できた.
3.最大開閉口運動時の下顎運動路と左右側の顎関節音をコンタクトマイクロフォンにて同時記録し,下顎運動路上の顎関節音発生時期の特定をすることができた.
4.記録した顎関節音はFFTを応用した周波数分析ソフトウエアにより周波数分析を行い,さらに20,40,60,80%の各累積周波数値を算出することができた.
5.ガム咀嚼時における咀嚼運動の運動経路,運動リズム,ならびに運動速度の安定性について教室で従来よりMKGを用いて行っている通法にしたがって分析することができた.
6.このシステムを使用して本学矯正科に来院した不正咬合者の顎関節音と下顎運動を同時記し,正常者と比較した.
7.その結果,不正咬合者の顎関節音は正常者に比較して大きな累積周波数値を示した.

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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