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ホヤ卵マイオプラズムに局在する因子の分子的解明

Research Project

Project/Area Number 08780705
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Developmental biology
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

真壁 和裕  京都大学, 大学院・理学研究科, 助手 (60222288)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords初期発生 / 細胞分化 / ホヤ / 母性因子 / マイオプラズム
Research Abstract

原索動物のホヤ卵は古くから典型的なモザイク卵として知られている。特にその筋肉細胞は、比類稀な分化の自律性を備えた興味深い細胞である。そうした分化現象の背後には、卵内に隔離されたマイオプラズムにあらかじめ存在する分化決定因子を起点とし、組織特異的遺伝子群の発現を終点とする内在的な遺伝子プログラムがあると考えられる。ユウレイボヤの未受精卵を軽く遠心すると色調の異なった4つの卵片(有核の赤卵片、無核の黒、茶および透明卵片)に分かれる。赤卵片を媒精すると発生して永久胞胚となり、表皮細胞のみに分化する。無核卵片は媒精しても発生しないが、黒卵片を赤卵片に融合した後に発生させると筋肉細胞分化を誘導できる。さらに、この誘導能はUV照射によって消失することなどから、母性のmRNAが筋分化に関与する可能性が示唆された。本研究では、マイオプラズムに局在する因子の分子的実体を明らかにするために、赤黒卵片間のディファレンシャルスクリーニングや、さらにスクリーニングの感度を上げるためにサブトラクション法を駆使することによって、多くのマイオプラズム特異的cDNAクローンを単離することを試みた。その結果、多数の異なるcDNAクローンについて、その母性mRNAがマイオプラズム領域に局在して受け継がれていることが見いだされた。これらのcDNAのうち、いくつかについて発現パターンを詳細に解析したところ、発生初期ではマイオプラズムと挙動を共にし、次第にマイオプラズムとは分離することがわかった。現在、それらの機能について筋肉分化誘導活性を担うかどうかを含めて解析中である。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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