留学の経済発展に果たす役割と留学生に対する経済学教育方法論に関する研究
Project/Area Number |
08878032
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教科教育
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
佐藤 進 京都大学, 大学院経済学研究科, 講師 (30235353)
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Project Period (FY) |
1996 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1998: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1997: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1996: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 卒業留学生追跡調査 / 帰国留学生追跡調査 / 卒業生による後輩への体験説 / 国際教育によるコミットメント醸成 / 留学生と創造する国際教育 / 留学生教育という国際貢献の諸問題 / アジア経済危機と留学 / 創造する留学生教育 / 日本の国際教育 / 卒業留学生の追跡 / 帰国留学生調査 / 留学生出身地 / 経済変化 / 留学生教育 |
Research Abstract |
(1)前年度までの研究調査(国内で就職した卒業生との面談による調査など)を発展させるとともに、卒業生や帰省中の現留学生を母国に訪ね、「海外から日本を振り返ってみる」角度で聞き取り調査を行った。海外での研究調査としては、科研費による渡航-香港へ研究発表と調査のために1回、自費による渡航一台湾と韓国へ調査のために各1回実施した。アジア経済危機は卒業生たちの職業と生活に対しても深刻な影響を与えているが、その中で日本留学がいかなる救いになるのかという切実な観点からも経済学教育を見直す必要を感じた。卒業生による体験談を現留学生に語ってもらう催しを試みた。(2)教育方法についても(上記の調査研究の成果を教育実践に取り入れて活かしつつ)、これを教育実践の内容に添った分析として2本の論文にまとめている。(佐藤「留学生と協力して創造する国際教育」(経済学教育学会編『大学の授業をつくる 発想と技法』)「留学生教育を通じる国際貢献とその諸問題」(『京都大学経済学部同窓会会報』))また実践面を支える理論研究を平行して行い、その成果を論文「国際教育の時代到来-コミットメント醸成についてのー考察-」(『京都大学高等教育研究』)にとりまとめて発表した。上記の成果については、香港大学日本学系シンポジウムおよび香港における日系研究者が構成する「香港研究会」、および京都大学高等教育教授システム開発センター公開研究会においてそれぞれ発表を行った。(3)今後の展望としては、既述の調査研究の規模を広げまた理論として深めるとともに、今まさに壮大な実験として試みられているヨーロッパ経済統合と同域内国際教育の両者の相互関連について、その経験をおさえ、これをアジアに活かす方向で研究することを考えている。
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)