バイオマスからの低コスト高効率バイオ液体燃料生産プロセス
Project/Area Number |
08F08102
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Applied microbiology
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
小林 元太 Saga University, 農学部, 准教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
VU Hong Thang 佐賀大学, 農学部, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2008 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2009: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2008: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | ブタノール / キャッサバ |
Research Abstract |
ブタノールはエタノールと比較して疎水性であり、ポストバイオエタノールとして非常に期待されている。ブタノールは再生可能資源と言われるバイオマスを原料としてClostridium属細菌によるアセトン・ブタノール発酵により生産されるが、ブタノール特有の強い生産物阻害により効率的な発酵生産法が確立されていないのが実状である。当該外国人研究者の母国であるベトナムを初めとする東南アジアはバイオマスの宝庫であり、サゴデンプン、キャッサバデンプンやオイルパーム等々の有用バイオマスが存在しているので、これらバイオマスを原料としたアセトン・ブタノール発酵を試みる。昨年度はClostridium saccharoperbutylacetonicum N1-4を用いたキャッサバデンプンからのアセトン・ブタボール発酵について検討を行い、当菌株を用いてキャッサバデンプンを原料としたときに良好なブタノール発酵生産が可能であることを明らかとした。本年度は引き続き、その詳細な条件検討を行った。その結果、従来必要とされているデンプンの糖化行程を省略しても、十分発酵可能であることが分かった。さらに、無洗米製造時に排出される洗浄水中には多くの栄養素が含まれているためにその有効利用を試みた。米洗浄廃水をそのまま使ったところ、少量のブタノール生産が確認されたため、窒素源を添加したところ、ブタノール生産量が増加したことが確認された。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)