Project/Area Number |
08F08132
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Functional basic dentistry
|
Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
池田 正明 Tokyo Medical and Dental University, 大学院・医歯学総合研究科, 准教授
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
PHILIPPE Olivier D.L. 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 外国人特別研究員
|
Project Period (FY) |
2008 – 2009
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
|
Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2009: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2008: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
|
Keywords | 国際研究者交流 / 生化学 / サイクリン依存性キナーゼ / 細胞周期 / クロマチン / 細胞核 / CDK阻害タンパク質 / タンパク質 / フランス |
Research Abstract |
サイクリン依存性キナーゼ(Cdk)の一つであるCdk2は、細胞周期のG1後期からS期に活性化され、DNA複製に中心的な働きをしている。本研究は、Cdk2の核内における制御機構について新たな知見を得ることを目指している。 1.新しい核細胞質分画法の確立 従来の核細胞質分画法では、低分子量タンパク質の核外への漏出を防ぐことが出来ないことが判明した。そこで、界面活性剤の種類・濃度、塩濃度、浸透圧等の細胞溶解条件の詳細な検討をおこない、核内低分子量タンパク質の漏出が少ない核細胞質分画法を確立した。この方法は、タンパク質の核と細胞質の分布を解析するための有力な手段となると考えられる。 2.クロマチン上でのCdk2活性制御機構の解析 昨年度の解析で、クロマチン非結合Cdk2は、非イオン性界面活性剤で容易に抽出されるのに対して、クロマチン結合Cdk2は抽出されないことを見出した。さらに、クロマチン結合Cdk2が、その活性を保ったまま高塩濃度処理により抽出されることを明らかにした。そこで本年度は、核内に局在するクロマチン結合および非結合Cdk2を分離し、Cdk2の活性およびCdk2を制御する因子との相互作用を生化学的に解析した。その結果、クロマチンに結合したCdk2は、サイクリンを含むCdk2制御因子と複合体を形成していることが分かった。以上の結果からクロマチン上においてCdk2が制御を受けていることが示唆された。
|