サブストラクチャ法を用いた次世代振動台実験法の開発
Project/Area Number |
08F08399
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Building structures/materials
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
中島 正愛 Kyoto University, 防災研究所, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
JI Xiaodong 京都大学, 防災研究所, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2009: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2008: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 振動台実験 / サブストラクチャ法 / 非線形コントローラー / 超高層建物 / システム同定 |
Research Abstract |
本研究では,構造物の地震時応答を最も直接的に再現しうる振動台実験にサブストラクチャ法を導入することによって,大規模構造物に対する地震時応答を過度の縮小模型を使うことなく振動台上で再現する仕組みを構築し,それを,長周期地震動を受ける高層建物の応答と損傷評価に適用する.この目的を達成するために,(1)「コンクリートマスー履歴ダンパー-積層ゴム支承」からなる機構を用いたサブストラクチャ構造物の構築,(2)「非線形コントローラー」の整備,(3)「リアルタイムフィードバック制御」機構の開発,(4)「高層建物に対するサブストラクチャ法振動台実験」の実施の4ステップからなる研究計画に沿って研究を遂行する.平成21年度では,上記研究のうち,(2)「非線形コントローラー」の整備,(3)「リアルタイムフィードバック制御」機構の開発に取り組んだ.(1)で構築する機構とそれに組み込んだ構造物を全体システムとしてとらえた場合,機構と構造物双方が非線形の復元力特性を有するが,これら非線形性を加味しつつ,構造物に所定の応答を与えるための入力を同定する必要があるが,それを「Inverse Dynamic Compensation via Simulation」法を適用することによって最適入力を決定するという制御機構(非線形コントローラー)を整備した.また(3)では,(2)の拡張として機構と構造物それぞれが有する非線形性を準リアルタイムで特定し,またその結果を非線形コントローラーに反映させる仕組みを考案した.さらに,(2),(3)で整備する制御法の妥当性を,(1)で構築した機構と骨組モデルを組み合わせた実験システムを用いて検証した.
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)