Project/Area Number |
08F08450
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Chemical pharmacy
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
金井 求 (2010) 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授
柴崎 正勝 (2009) The University of Tokyo, 大学院・薬学系研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
XIONG Zhengchang 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2008 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2010: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 抗インフルエンザ薬 / リレンザ / 直接的触媒的不斉アルドール反応 / 銅触媒 / アスコルビン酸 / 実用的合成 / 類縁体合成 |
Research Abstract |
インフルエンザのパンデミックは人類全般に対する脅威である。特に近年、現在最も広く用いられている抗インフルエンザ薬タミフルが効かない耐性菌が広く出現していることは大きな問題である。リレンザは、タミフルと同じく、インフルエンザウイルスのノイラミニダーゼを阻害することで抗インフルエンザ活性を発現するが、タミフル耐性菌に対しても有効であることが知られている。しかしながら、合成供給が困難であることがネックとなっていた。そこで本プロジェクトでは、新規反応の開拓を基盤としてリレンザの合成効率を向上させ、全世界的な大量供給を実現することを目標とした。また合成ルートの特徴を活かした誘導体合成にも取り組み、経口投与可能なリレンザ新規類縁体の創出をおこなう。 リレンザ合成の基盤反応として、安価で容易に入手可能なアスコルビン酸から誘導されるアルデヒドとα-アミノイノンとの間の直接的触媒的不斉アルドール反応と、これに引き続くワンポットでのピラン環形成反応を見出し、リレンザの母核を一挙に構築する方法論を開発した。しかしながら、本反応で合成できる化合物をリレンザへと効率的に導くことはできなかった。そこで、アスコルビン酸から誘導されるアルデヒドに対してフラン環を導入し、これを酸化的に転位させることでリレンザの母核となる6員環の構築に成功した。
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