タウ粒子のハドロン崩壊におけるCP非保存現象の探索
Project/Area Number |
08F08739
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Condensed matter physics 2
|
Research Institution | Nara Women's University |
Principal Investigator |
林井 久樹 Nara Women's University, 理学部, 教授
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
MARKUS Bischofberger 奈良女子大学, 理学部, 外国人特別研究員
MARKUS Bishofberger 奈良女子大学, 理学部, 外国人特別研究員
|
Project Period (FY) |
2008 – 2009
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
|
Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2009: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2008: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
|
Keywords | 高エネルギー実験 / タウ粒子 / CP非保存 / CP対称性の破れ / レプトンフレーバーの破れ / Belle実験 / 素粒子 / レプトン / 小林・益川理論 |
Research Abstract |
本研究の目的はタウ粒子のτ-→Ksπ-υτ崩壊におけるCP対称性の破れを探索する事である。この研究のためには多量のタウ粒子のサンプルとCP対称性の破れを感度よく測定するための解析手法の工夫が重要である、KEK/Belle実験は人類未曾有のビーム強度を達成し、800万タウ事象対という従来より2桁多いタウ事象対の実験データの取得に成功した。このデータ量は多量であり、ここから信号事象を抜き出す作業のみで数カ月コンピュータを走らせることが必要である。解析は信号事象を目隠しする方法で進めている。平成21年度は、多量のデータを選別する手法の整備、角度分布を巧妙に用いた解析手法の確立、背景事象の評価、実験装置や他の理由により見かけのCP対称性を出ることがないかという詳細な検査等の準備に費やした。今年(平成22年)夏の国際会議に最初の結果を発表する予定で現在最後のつめを行っているところである。
|
Report
(2 results)
Research Products
(4 results)