Project/Area Number |
08F08746
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Sociology/History of science and technology
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
鈴木 晃仁 Keio University, 経済学部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ALEXANDER Bay 慶應義塾大学, 経済学部, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2008: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | 医療・福祉 / 社会医学 |
Research Abstract |
本年の研究目的は、2006年8月にStanford Universityに提出した学位論文について、さらに調査をしたうえで補筆し、日本の医学史に関する専門書として、アメリカの大学出版社から出版する準備をすることにある。 本研究のテーマは、1885年から1925年までの40年にわたって展開した「脚気論争」を通して、日本における医学の近代化の過程を考察することである。脚気病(ビタミンB1欠乏症)は、あらゆる社会階層の人々及び陸海軍の兵隊を苦しめる病気であったため、公衆衛生及び帝国の存立にとってきわめて大きな問題であった。従って、脚気病が社会にもたらして影響も小さいものではなく、その原因をめぐっては、国家レベルで争点となった。 本研究が対象とする医学史に関する重要な資料は、各地の医学部図書館に保管されている。そのため東京大学及び京都大学の医学部図書館、京都府立医科大学付属図書館、北里研究所白金図書館などにおいて資料収集を行った。2009年3月31日まで、収集した資料の分析を行い、第一章から第四章に相当する部分を完成し、現在は第五章の文献を検討している。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)