植物を用いた簡便で低コストかつ高感度なステロイドホルモン一次選抜法の構築
Project/Area Number |
08J00093
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Food science
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
東條 卓人 Hokkaido University, 大学院・環境科学院, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2008: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | バイオセンサー / ステロイドホルモン / 遺伝子組換え植物 / 甲状腺ホルモン / グルココルチコイド / 黄体ホルモン / シロイヌナズナ / ホルモン受容体 |
Research Abstract |
ステロイド系化合物は内分泌系に大きな影響を与える為、様々な疾病の治療薬として用いられている。また大豆イソフラボン等、食品中に含まれるステロイド系化合物もその健康面への影響が注目されている。従って新規医薬品の開発という点からも、より良い健康食品の開発という面からも、また食品に含まれる予期せぬホルモン様物質の摂取による健康被害を未然に防ぐためにも、これらステロイド系化合物を含む食品や薬草の一次選抜法の開発は非常に重要であると言える。そのため、当研究室ですでに開発済みの植物を用いた女性ホルモン検出システムを応用し、男性ホルモン、グルココルチコイド、黄体ホルモン、甲状腺ホルモン、ミネラルコルチコイド等を簡便に検出できる遺伝子組換え植物を創出することを目的に研究を行った。現在までに甲状腺ホルモン、グルココルチコイド、黄体ホルモンの各種受容体遺伝子を含むホルモン検出用遺伝子を導入した形質転換シロイヌナズナが各ホルモンに応答することが示された。今後はホルモン活性を含む健康補助食品や治療薬創生のための原料の活性評価等に本植物を応用するために、様々な食品、植物の抽出液などの環境サンプル等を本植物に投与し、それらの中に含まれる化学物質が持つ各種ホルモン活性について評価するなど、実用化に向けた研究を行う予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)