Project/Area Number |
08J00765
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Particle/Nuclear/Cosmic ray/Astro physics
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
高見 健太郎 Hiroshima University, 大学院・理学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2009: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2008: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | 宇宙物理 / 理論天文学 / 宇宙ジェット / ブラックホール / 数値相対論 / Einstein方程式 / 重力波 / 相対論的連星 |
Research Abstract |
本年度は、相対論的連星系の合体時の重力波放出とジェット形成を理論的に解明することを目的として、以下のアプローチを行った。 2.昨年度に引き続き、Einstein方程式を数値的に解いて、相対論的連星系の合体時の重力波放出を取り扱うことができる計算手法・技法の習得及びさらなる改良・開発を目指した。そのために、ドイツのAlbert Einstein Instituteに長期滞在し、そこの研究グループと共同研究を遂行した。その中で、特に推し進めた研究は、相対論的連星系の構成要素である中性子星が高速回転している場合の準動径方向振動(特に、F-modeの振動数)及びその中立安定モデルを決める研究である。これは、重力崩壊で生成する原始中性子星の進化やブラックホール形成の議論において非常に重要な問題である。このような問題に対して、今まで多くの研究が行われているが、非常に難しい問題であるため、その全てがslow rotation近似やCowling近似などの何らかの近似を用いて行われている。しかし、これらの近似は、F-modeなどの準動径方向振動に対しては、定量的にあまりよくない事が知られている。そこで、私たちは、軸対称のもとでEinstein方程式をフルに解くことで、いかなる近似も用いずに問題を取り扱った。本研究の完了には、多くの大型計算機による計算が必要であり、現在、計算を推し進めている。その途中結果を、学会で報告した。
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