生物情報解析ワークフローにおける再利用と大規模データ転送の効率化に関する研究
Project/Area Number |
08J00950
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Bioinformatics/Life informatics
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
瀬尾 淳哉 Osaka University, 大学院・情報科学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2009: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2008: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | 生物情報解析 / ワークフロー / Webサービス / 大規模データ / 検索 / データ転送 / 第三者転送 |
Research Abstract |
本年度は,前年度までに考案した手法を基にし,より一般的な状況に対する効果の検証と評価を行うと共に,得られた結果からさらなる手法の改良を行った.まずワークフローの作成に関して,これまで以上に公開さているツールやデータベースが増えてきており,作成するためにワークフローに対する専門的な知識を要するようになってきている.一方で作成されたワークフローを蓄積し,共有する動きが出てきている.そこで,蓄積されたワークフローの中から解析内容を反映した検索を可能とする手法を開発し,それを用いることにより既存のワークフローの再利用と新規ワークフローの作成支援を可能とした.また現在公開されているワークフローのレポジトリを用い,それらに対して非常に高精度な検索結果が得られることを示した.また前年度において,ワークフローの効率的な実行方法として,第三者転送を用いた実行手法を提案した.従来では実行エンジンへと集中していたデータが,解析を行うWebサービス間で直接的にやり取りされることにより,効率的な実行が実現された.しかし,生物情報解析のワークフローを実行する際には,多くのワークフローにおいて効率的に実行することができない箇所が存在することが分かった.異なる解析Webサービスを繋ぐ際に,なんらかの中間処理を要するワークフローが数多く存在し,それらを実行する際には実行エンジンへとデータを戻す必要がある.その様なワークフローを効率的に実行するため,中間処理をサーバ側で実行することが可能となる仕組みを開発した.それにより,生物情報解析ワークフローの,どのようなパターンに対しても効率的に実行することが可能となった.これらの研究成果から,生物情報解析におけるワークフローを用いた解析が,より容易且つ高速に行うことが可能となったと言える.
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)