生態系における、環境又は生物種間相互作用による個体群変動のモデリングと数理解析
Project/Area Number |
08J01921
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
General mathematics (including Probability theory/Statistical mathematics)
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Research Institution | The University of Tokyo (2010) Okayama University (2008-2009) |
Principal Investigator |
李 聖林 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2008 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2010: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2009: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2008: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | パターン形成 / Turing models / Multiscale mdelling / 反応拡散系 / 細胞ダイナミクス / 時間遅れ反応拡散系 / 生態保全 / 外部生物の侵入理論 / 進行波 / 伝播速度 / 個体群ダイナミックス |
Research Abstract |
すべての生命体は遺伝子の発現により制御されている。この遺伝子の発現にはDNAの転写とmRNAの翻訳の過程において、一般的に時間がかかることが近年の実験で明らかになっている。しかしながら、今までの理論的研究では、遺伝子の制御が形態形成の中核であるにも関わらずこのような課程を無視してそのメカニズムを調べて来た。そこで、申請者は昨年オックスフォード大学を訪問し、遺伝子発現のフィードバックの時間遅れの現象がTuringパターンの形成に与える影響について、主に連続モデルにおいて調べた結果、遺伝子発現の時間遅れの影響は安定なパターン形成に深刻な影響を与え、さらに安定なパターン形成のメカニズムとして提案されていたGrowing Domainが遺伝子発現を考える上ではreliableなメカニズムではないことを明らかにし、第3の新たなメカニズムが理論的に必要であることを示唆した。この研究は4つの論文としてまとめられた。
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Report
(3 results)
Research Products
(11 results)