デバッグ支援を目的とした類似コードの検出・分類手法
Project/Area Number |
08J01964
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Software
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
吉田 則裕 Osaka University, 大学院・情報科学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2009: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2008: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | ソフトウェア工学 / 類似コード / 国際研究者交流 / カナダ:シンガポール / 欠陥(バゲ) / コードクローン / 類義語 / 識別子 / デバック支援 |
Research Abstract |
今年度は,昨年度提案した手法の有効性の確認と,手法の改良を行った.まず,ソフトウェア開発企業が開発したソフトウェアに含まれていた欠陥を対象とした実験を行い,有効性の確認を行った.このソフトウェア開発企業では,ある欠陥を修正した後,長期間経過してから,類似の欠陥を修正していた.提案する手法の適用実験として,最初に修正した欠陥を含むプログラムを提案する手法に入力し,出力として長期間経過してから修正された欠陥を含むプログラムが得られるかどうか確認し,含まれたという実験結果が得られた.次に,プログラム中の類似コードについて世界的な著名な研究成果を残しているウォータールー大学のMichael W.Godfrey博士やシンガポール国立大学のStan Jarzabek博士を訪問し,提案手法の妥当性や評価方法について議論を行い,その結果に基づいて手法の評価や改良を行った.その結果,類似性の判定に,レーベンシュタイン距離やShared Information等の尺度の導入を検討すべきという意見や,テキスト照合ベースの類似コード検出手法と提案手法との比較実験を行うべきという意見が得られた.ソフトウェア工学においては,各手法の有効性の確認するためには,様々な対象に対して実験を行う必要があるため,本研究のように手法の評価やそれに基づく手法の改良を行いながら,有効性の高い適用対象の特徴を明らかにしたり,有効性の高い適用対象の範囲を広げたりすることが強く望まれている.そのため,本研究の成果は,ソフトウェア工学において有意義な知見として評価されると考えている.
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)