インドール系複素環化合物の高効率的合成法の開発と応用
Project/Area Number |
08J03047
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Chemical pharmacy
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
井貫 晋輔 京都大学, 薬学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2008 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2010: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2009: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2008: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | エルゴットアルカロイド / インドールアルカロイド / パラジウム触媒 / アレン化合物 / 連続環化反応 / 不斉全合成 / 還元的カップリング反応 / 軸不斉 / Pachastrissamine / 海洋天然アルカロイド / 抗腫瘍活性 / スフィンゴシン誘導体 / ブロモアレン / プロパルギル化合物 / 短工程全合成 / Ergot alkaloid / インドール / lysergic acid / 天然物型創薬テンプレート / アレン / アレン軸不斉 / 不斉合成 |
Research Abstract |
エルゴットアルカロイド類はライ麦その他に寄生するカビの菌核より抽出されたインドールアルカロイドであり、リゼルグ酸をはじめとして数多くの天然物が報告されている。この骨格を有する誘導体には、パーキンソン病治療薬であるペルゴリド、ブロモクリプチンなど重要な医薬品が知られている他、近年ではケモカイン受容体CXCR3に対するリガンドなども報告されており、エルゴットアルカロイド骨格の天然物型創薬テンプレートとしての潜在能力が期待されている。報告者は、最近報告したパラジウム触媒によるアレン化合物の連続環化反応を鍵反応としたラセミ体エルゴットアルカロイド骨格構築研究を基盤として、エルゴットアルカロイド類の不斉全合成を計画した。パラジウム触媒とインジウムを用いたホルムアルデヒドとの還元的カップリング反応により.ガーナーアルデヒドより調製した光学活性エチニルアジリジンを2-エチニルアルキンを有する1,3-アミノアルコールへと変換した。得られたアルキンをヨードアルキンへと誘導後、NHK反応を用いて4-プロモインドリルアセトアルデヒドとのカップリング反応を行った。さらに得られたプロパルギルアルコールをアレンへと誘導し、パラジウム触媒による連続環化反応によりエルゴットアルカロイド骨格を構築した。また本連続環化反応においてアレンの軸不斉は目的物である環化体の中心不斉にほぼ転写されることが分かった。さらに種々の官能基変換により、(+)-リゼルグ酸,(+)-リゼルゴール,(+)-イソリゼルゴールの不斉全合成を達成した。
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Report
(3 results)
Research Products
(15 results)