腸管の平滑筋およびカハール細胞におけるムスカリン作動性カルシウム制御機構
Project/Area Number |
08J03080
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Basic veterinary science/Basic zootechnical science
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
棚橋 靖行 Gifu University, 連合獣医学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2009: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2008: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | ムスカリン受容体 / カハール細胞 / 平滑筋細胞 / カルシウムイオン / ミュータントマウス / 縦走筋収縮 / 副交感神経 / ノックアウトマウス / 蠕動運動 / カルシウム電流 |
Research Abstract |
本研究は、過敏性腸症候群などの消化管機能に異常をきたすような疾患に対する新たな戦略基盤を提供するために腸管の平滑筋およびカバール細胞におけるムスカリン受容体を介したCa^<2+>動員の制御機構について明らかにすることを目的とした。昨年度の研究においては、平滑筋細胞内のCa^<2+>制御において重要な役割を果たしているムスカリン受容体を介した電位依存性Ca^<2+>チャネルの抑制機構を明らかにした。さらに、ムスカリン受容体を介した小腸の蠕動運動の調節におけるカハール細胞の役割についても明らかにした。そこで、平滑筋細胞内のCa^<2+>制御におけるカハール細胞の役割についてより詳細に明らかにするために、今年度は、ムスカリン受容体を介した縦走筋の収縮調節における同細胞の役割に焦点をあてて実験を行った。実験には、カハール細胞が欠損したミュータントマウスの小腸から作制した縦走筋標本を用い、電気刺激により副交感神経を刺激したときに生ずる縦走筋の収縮張力を測定した。その結果、カハール細胞が欠損したマウスの標本では、ムスカリン受容体を介した収縮はほとんど検出されなかった。この結果から、カハール細胞がムスカリン受容体を介した縦走筋収縮の調節にも重要な役割を果たしていることが新たに明らかとなった。以上の研究成果については、専門誌への投稿を準備中であり、さらに2010年に行われる日本獣医学会においても発表を予定している。また、昨年度に実施した「平滑筋細胞におけるムスカリン受容体を介した電位依存性Ca^<2+>チャネルの抑制機構」に関する研究については、1編の学術論文として公表し、国際生理学会のサテライトシンポジウムにおいても発表した。また、同じく昨年度に実施した「ムスカリン受容体を介した蠕動運動の調節におけるカハール細胞の役割」に関する研究についても、国際生理学会および国際自律神経学会において発表を行った。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)