契丹文字・契丹語の解明に向けた歴史言語学的アプローチ
Project/Area Number |
08J03761
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Linguistics
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
武内 康則 京都大学, 文学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2008 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2010: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2009: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2008: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | 契丹語 / 契丹文字 / 言語接触 / 歴史言語学 / 朝鮮語 / 音韻 / 漢語音韻 / 言語再建 / モンゴル諸語 / 漢語音韻史 |
Research Abstract |
本年度の研究成果としては、大きく1)契丹語の音韻に関する研究、2)中国語と朝鮮語との言語接触に関する研究に分けることができる。契丹語の音韻に関する研究に関しては、これまでに進めてきた契丹語の音韻体系に関する研究を進め、契丹文字による中国語の表記に中国語では区別されていない音が区別されていることを指摘した。これは当時の契丹語の音韻だけではなく、契丹文字による表記を逆用することで中国語の音声の特徴についても知ることができる点で重要である。この成果については、国際学会Perspectives on the Liao及びFirst International Conference on Ancient Manuscript and Literatures Of the Minorities in Chinaで研究発表したほか、学術雑誌Acta Orientalia Academiae Scientiarum Hungaricaeで研究論文として発表した。 中国語と朝鮮語との言語接触に関しては、現在中国東北部で使用されている延辺朝鮮語に対する研究を進めた。延辺朝鮮語は中国語との強い接触によって多くの中国語からの借用語が取り入れられ、語彙や文法にも影響も影響を受けている。契丹語が使用されていた当時も、契丹語と中国語との強い接触があったと考えられ、この現象の研究は当時の言語使用の実態に関して示唆を与えるものである。今年度は主に中国語の音韻がどのように朝鮮語に取り入れられるかについて考察を加え、学術雑誌『音韻研究』で研究論文として発表した。
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Report
(3 results)
Research Products
(7 results)
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[Presentation] 契丹語研究の現段階2010
Author(s)
Yasunori Takeuchi
Organizer
京都大学言語学懇話会第84回例会
Place of Presentation
京都大学(京都)
Year and Date
2010-12-11
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