Project/Area Number |
08J04268
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Particle/Nuclear/Cosmic ray/Astro physics
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
長島 崇行 Tokyo Institute of Technology, 大学院・理工学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2009: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2008: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | BPSソリトン / 超対称性 / ゲージ理論 / ボーテックス / 統一理論 / ソリトン |
Research Abstract |
1.U(1)×SU(N)ゲージ理論において両者の結合定数が異なる場合にボーテックスの内部構造を調べた。直感的には、U(1)とSU(N)フラックスのサイズは、ヒッグス真空中におけるU(1)ゲージ粒子及びSU(N)ゲージ粒子のコンプトン波長で与えられると予想される。実際には複雑な構造をもち、U(1)フラックスとSU(N)フラックスのサイズにはある種の関係があることがわかった。両者の結合定数が一致しているのは稀な場合であり、異なる場合を調べたことは今後の応用へ大きな意義がある。 2.非可換ゲージ理論における特殊なボーテックスを調べた。それは、巻き付き数が1であるにも関わらず複数のエネルギー密度のピークをもつ「フラクショナルボーテックス」である。これらのボーテックスはある特殊な2種類の場合に現れる。1つは、真空のモジュライ空間が離散的研異性をもっている場合であり、場の配位が特異点に相当する場所でエネルギー密度はピークをもつ。もう1つは、真空のモジュライ空間に特異性はないもののいびつな形をしている場合である。物性物理学の分野においてもフラクショナルボーテックスは現れるため、私たちのボーテックスとの関係の解明が期待される。
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