ユビキタスネットワークにおけるソフトウェアフレームワークに関する研究
Project/Area Number |
08J04285
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Computer system/Network
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
早川 裕志 Kyushu University, 大学院・システム情報科学研究院, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2009: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2008: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | ユビキタス / フレームワーク / 機器連携 |
Research Abstract |
本年度は,昨年度より研究を進めているリソース指向アーキテクチャにもとづいた機器連携フレームワークの応用例として,既存のホームネットワーク向けプラットフォームであるDigital Living Network Alliance(DLNA)などで利用されている機器探索プロトコルの機能を拡張し,直感的な機器選択をサポートすることが可能なフレームワークを中心に研究を行った. 従来は,機器同士がケーブルで接続されており,ユーザが連携させる機器の組み合わせを直感的に把握することが可能であった.しかし,DLNAのようなネットワーク環境では,機器の組み合わせに配線の変更が必要なく,機器のレイアウトを柔軟に行うことが可能な反面,どの機器同士が接続されているのか直感的に把握することが難しい.また,ユーザは連携対象機器を機器探索プロトコルによって作成されたリストから選択する必要があり,手元にある機器を利用する際にも,直感的にそれらを選択する手段がなく,誰にでも使用できるシステムであるとは言い難い.今後さらなるネットワーク機器の増加が予想され,ユーザが効率的に目的の機器を選択可能な手法が必要不可欠である. 提案フレームワークは,ユーザに身近な赤外線リモコンを使用し単純な操作を行うことで,ユーザ周辺の機器を容易かつ直感的に指定することが可能な仕組みを提供する.提案フレームワークはリソース指向アーキテクチャにもとづいてデザインされているため,インタフェースは柔軟で連携プロトコルも軽量である.このため,DLNA以外のプラットフォームにも適用可能であり,ユーザビリティの向上が期待できる.赤外線リモコンに代わる,より直感的な操作が可能で常に身につけておくことが可能な小型デバイスの開発にも着手しており,さらなるユーザビリティの向上と新たなユーザエクスペリエンスの創出が期待できると考える.
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)