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陽電子と電子による分子付着機構とその効果に対する比較理論研究

Research Project

Project/Area Number08J05347
Research Category

Grant-in-Aid for JSPS Fellows

Allocation TypeSingle-year Grants
Section国内
Research InstitutionKyushu University
Research Fellow 馬田 省吾  Kyushu University, 大学院・理学研究院, 特別研究員(DC1)
Project Period (FY) 2008 – 2010
Project Status Completed(Fiscal Year 2008)
Budget Amount *help
¥600,000 (Direct Cost : ¥600,000)
Fiscal Year 2008 : ¥600,000 (Direct Cost : ¥600,000)
Keywords陽電子 / シミュレーション / 分子付着
Research Abstract

本研究の最終的な研究の応用としては、PET(ポジトロン断層撮影)高精度・高画像化や陽電子による材料診断、ガン病巣への重粒子線治療、透過型陽電子顕微鏡などが挙げられる。ここでPET検査については、陽電子付着過程やポジトロニウム生成過程は未だにほとんどわかっていないにも関わらず、実用的にはすでに用いられている。この技術によるガン病巣の発見は、その後の重粒子線治療を前提にする上ではまだ精度が完全とは言えず、有効性に関する科学的根拠が乏しい。この精度を上げていくためには、さらなる陽電子-電子または陽電子-分子間のダイナミクスの理解が重要となってくるものと考える。
よって、分子への電子及び陽電子付着の効果を調べ、これらの付着状態を比較検討することでより論理的な解釈を可能にし、今まで知られることの無かった陽電子の物理化学的性質を理解できると考える。
この目的のために、二原子分子について、分子に対する電子付着の場合と陽電子付着の場合の安定化の度合いや、電子・陽電子の付着状態を調べていった。実際に学会発表や論文発表を今年度中に行うことはできなかったが、事前に予定されていた研究計画にそって研究を進めることができていたと考える。
特に1年間を通して、自身の研究についてのご助言等を頂くだけでなく、第一線で活躍されている先生方と議論をするために複数回にわたって他大学を訪ねていた。さらに、現在行われている他の研究を知る為に自分に直接関係のない研究範囲の学会や研究会に参加することを多く行っていた。これにより多くの研究者とつながりを持つことができ、また他の研究者から得たものを自身の研究に対してうまくフィードバックすることができたと考えている。

Report

(1results)
  • 2008 Annual Research Report

URL :

Published : 2008-04-01   Modified : 2016-04-21  

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