出芽酵母におけるホスファチジルエタノールアミンのリモデリング機構に関する研究
Project/Area Number |
08J06303
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Applied microbiology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
トウ ラン The University of Tokyo, 大学院・農学生命科学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2008 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2009: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2008: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | phosphatidylethanolamine / remodeling / Saccharomyces cerevisiae |
Research Abstract |
出芽酵母Saccharomyces cerevisiaeにおいて生育に必須なリン脂質であるphosphatidylethanolamine(PE)のアシル鎖のリモデリング機構の解析を行った。これまでに、標識された短鎖PEが細胞内に取り込ませて、その代謝変換を調べた結果、短鎖PEのアシル鎖が正常な長さのアシル鎖を持つPEへリモデリングされることを〓〓にした。酵母にはPEのリモデリング機構が存在することが示唆された。そこで、リモデリングで由来したPEが細胞内に生理機能を〓っているかどうかについて〓べたところ、それらPEがPCへ変換されることを明らかにした。これらのことから、短鎖PEが細胞内に取り込まれた後、アシル鎖のリモデリングにより細胞内のPEブールに入って、普通な生合成で由来したPEと同様な代謝変換を受けることが示唆された。 次に、sn-1位へアシル鎖を転位するacyltransferase活性をもち、lyso-PAの合成に関わるGpt2pとSct1pが短鎖PEのリモデリングに関与するかどうかについて調べたところ、GPT2とSCT1遺伝子の単独破壊株では、PEのリモデリングの欠損が見られていなかった。また、この2つ遺伝子はsynthetic lethalであるため、染色体上ΔGPT2ΔSCT1で、温度感受性なGpt2p或いはSct1pを発現するplasmidを持つ株を作製して、制限温度下でPEのリモデリングについて調べた結果、それら株でもリモデリングの欠損が見られていなかった。これらのことから、Gpt2pとSct1pがなくてもPEのリモデリングが正常にできることが示された
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)