Project/Area Number |
08J09576
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Philosophy/Ethics
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
小山田 圭一 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2008 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2011: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2010: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2009: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2008: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
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Keywords | 存在論 / 論理学 / 概念 / 対象 / 認識論 / 指示 / 範疇論 / 科学方法論 / 経験的実在論 / 形式論理 |
Research Abstract |
平成23年度は、平成20年度、平成21年度の研究成果を踏まえ(平成22年度は育児のため中断)、博士論文の執筆を行った。 博士論文に記載された主要な成果は、概ね以下のようなものである。言葉と実在との関係において普遍的なものと考えられる概念と対象の構造に注目し、その論理的・形式的側面を記述するための理論が提示されたこと、また、そのような理論が持っている論理的特徴についていくつかの結果を示されたことである。これらの成果について、最も留意されるべき点は、概念間の順序関係の構造と個別的対象を指示する作用とは論理的に独立したものであるということである。このことが我々の理論において実現されていることの証左として、いくつかのメタ論理的な結果も得られている。特に、概念と対象という二つの領域を用いて構築された意味論において、我々が提示した論理体系に関する完全性定理が証明された。また、理論が持っている論理的能力の評価として、レシニェフスキによる論理的存在論や三段論法の形式体系との比較によって得られるいくつかの結果も示された。特筆すべきは、我々の体系が論理的存在論の真の拡張体系になっていることである。 以上のような成果に付随して、得られた諸結果も論文として発表した(科学基礎論研究,Vol.39,No.1,pp.31-43,2011)。そこで述べられた成果は、レシニェフスキによる論理的存在論が三つの論理的原理に基づいて展開できるということであり、論文では、それについて技術的考察および哲学的考察が為されている。
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)