Phospholipase C-delta1は皮膚恒常性維持に必須である
Project/Area Number |
08J09851
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Functional biochemistry
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Research Institution | Tokyo University of Pharmacy and Life Science |
Principal Investigator |
一戸 学 Tokyo University of Pharmacy and Life Science, 生命科学部, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2009: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2008: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | ホスホリパーゼC / 体毛形成 / ヌードマウス / Foxn1 |
Research Abstract |
毛形成におけるPLCδ1の役割解明 Foxn1プロモーター領域下流にPLCδ1遺伝子を連結させたトランスジーンを持つFoxn1::PLCδ1TGマウスを作製し、ヌードマウスと交配することでFoxn1::PLCδ1TG/Nudeマウスを作製した。Foxn1::PLCδ1TG/Nudeマウスでは、毛が体表付近で折れ曲がり体表を貫通できていないものの、毛根部では毛がしっかりと形成されている様子が観察された。さらに毛を形成する各ヘアケラチン遺伝子の発現についてRT-PCR法で検討したところ、ヌードマウスと比較してFoxn1::PLCδ1TG/Nudeマウスでは各ヘアケラチン遺伝子の発現が増大していることが判明した。しかしながらFoxn1::PLCδ1TG/Nudeマウスでの各ヘアケラチン遺伝子の発現量は野生型マウスの発現量までには達しておらず、不完全な回復であることが判明した。Foxn1::PLCδ1TG/Nudeマウスでヘアケラチン遺伝子の発現量の回復が不完全であることがFoxn1::PLCδ1TG/Nudeマウスで外見上の体毛形成の正常化が観察されなかった原因の一つとして考えられる。また、野生型マウスの発現量には達していなかったものの、Foxn1::PLCδITG/Nudeマウスでヘアケラチン遺伝子の発現上昇が観察されたことから、PLCδ1がFoxn1下流分子としてヘアケラチン発現に関与していることが強く示唆された。最近Nudeマウスで発現量が減少しているNotchが、PLCδ1KOマウスでも減少していることが判明した。今後Notchシグナルなどを含めPLCδ1の下流でヘアケラチン発現に至る分子機序を同定することにより、体毛形成シグナルの解明につながることが期待できる。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)