東アジアにおける国際美術展の開催形式とその変遷:グローバル/ローカル化の影響
Project/Area Number |
08J10692
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Sociology
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Research Institution | Tokyo National University of Fine Arts and Music |
Principal Investigator |
小泉 元宏 東京芸術大学, 大学院・音楽研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2008 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2010: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2009: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2008: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | 国際美術展 / アートプロジェクト / 芸術祭 / 文化観光 / 文化の社会学 / 創造都市 / グローバル化 / ローカル化 / 市民社会 / コミュニティアート / 大地の芸術祭・越後妻有アートトリエンナーレ / 別府現代芸術フェスティバル・混浴温泉世界 / 地域社会 / 芸術社会学 / 国際展 / ビエンナーレ / トリエンナーレ / リレーショナル・アート |
Research Abstract |
当該研究における最終年度にあたる本年度は、研究課題の調査研究に加え、成果のとりまとめと発表を中心的課題とした。主な実施内容は次の通りである。 1.東アジア地域における国際美術展の開催形式、およびその変遷を相対化するため、欧州における先駆的事例との比較や、それらとの関係性を文献調査、インタビュー、フィールドワークなどの質的調査などを用いて分析した。なかでも、近年の国際美術展の「アートプロジェクト」化の傾向、すなわち、たとえば文化観光を用いた地域活性化など、特定の社会的課題に対して芸術諸活動を用いながらその解決を目指す活動にかんする調査を進めてきた。これは、単に芸術祭を社会における自律的な存在の文化装置としてみなすのではなく、NPO、市民、学校などの社会の諸主体と密接に結びつき、重なり合う、社会活動の一部としての芸術活動の意義や課題をみるための試みである。既存の国際美術展研究は、主に美術史や芸術学の分野から、その位置づけを行ってきたのにたいして、社会学的観点から、社会的諸主体と国際美術展やアートプロジェクト、芸術諸活動との関係性を見る研究として先駆的意義および重要性がある。 2.これらの成果は、東京芸術大学における博士学位論文、「Asia Cultural Forum」、「音楽文化学」、「芸術社会学研究会」など、関係学会、研究会における諸論文や発表として、ならびに市民講座などのアウトリーチ活動として、広く成果を学術界と社会に向けて発信してきた。
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Report
(3 results)
Research Products
(23 results)