Project/Area Number |
08J56291
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Business administration
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
大倉 健 Hitotsubashi University, 大学院・商学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2008 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2009: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2008: ¥200,000 (Direct Cost: ¥200,000)
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Keywords | 技術革新 / 組織学習 / 研究開発プロセス / トップマネジメント |
Research Abstract |
平成21年度,本研究では,技術革新に対する企業の戦略的な適応過程について,以下のような3つの視点から研究を進め,その各成果を論文2本と1回の学会発表という形で公表した. 1.第一の成果は,競争環境内における当該企業と他企業との相互作用を念頭に置いた技術革新への適応過程という視点から,1970年代から2000年代にいたる造船産業を事例として,公表資料をもとに分析をおこなった研究である.この研究は大倉(2009)「本業成熟化への対応と企業戦略の迷走」という論文にまとめ,学術雑誌に掲載した. 2.第二の成果は,分析の視点を単一企業の内部に移し,組織内の人々が技術革新を進めていく詳細な過程を研究したものである.この研究では,わが国のすぐれた生産技術の研究開発の功績に対して与えられる第54回(平成19年度)大河内記念賞を受賞した荏原製作所の「内部循環型流動層技術の開発」を対象事例に選び,受賞者5名への聞き取り調査に基づいて,その開発過程の丹念な記述をおこなった.この研究成果は,一橋大学イノベーション研究センター・ケーススタディとして登録されている. 3.第三の成果は,企業の技術革新行動に大きな影響を及ぼすトップマネジメントの経営能力についての研究である.この研究では,Hambrick & Mason(1984)以後米国を中心として行われてきた多数のトップマネジメント諸研究をサーベイし,既存諸研究で見過ごされてきた分析視角について検討した.この内容は,2009年度組織学会発表大会にて学会報告をおこなった.
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)