Project/Area Number |
08J56661
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Building structures/materials
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Research Institution | Tokyo Polytechnic University |
Principal Investigator |
キム ウォンスル 東京工芸大学, 工学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2008 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2010: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2009: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2008: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | 相互干渉効果 / 外装仕上材用風荷重 / ピーク外圧係数 / DPIVシステム / 風洞実験 / 高層建築物 / 外装材 / 建物の相互干渉 / PIV / 風圧係数 |
Research Abstract |
本研究の主要な目的は、隣接建物との相互作用の影響を考慮した局部ピーク風圧力の評価法の確立である。そのために、対象建物と隣接建物の高さ比、両建物の相対的位置関係、風向などをパラメータとした体系的な風洞実験を行い,局部的なピーク風圧力を測定した。 今年度の研究により,正のピーク外圧係数については、隣接建物と対象建物が風方向に沿って一直線に配置されているとき、両建物の距離が近いほど隣接建物に正対している面(以下正面)において,隣接建物の高さ以下で正のピーク外圧係数が小さくなり、隣接建物の高さが増加するとともに正面の正のピーク外圧係数は減少することがわかった。負のピーク外圧係数については,隣接建物と対象建物が風方向に沿って一直線に配置されている場合,隣接建物の高さが対象建物より低いと隣接建物の高さ付近で負のピーク外圧係数が大きくなった。また隣接建物と対象建物が斜め配置にある場合に対象建物の正面と右側面において、隣接建物高さ付近に風上側の隅角部で負のピーク外圧係数が大きくなった。このピークは隣接建物の高さが異なる場合においてもそれぞれ隣接建物高さ付近において生じており、隣接建物の影響を受けていることが分かる。以上述べてきたような特徴のなかで隣接建物が対象建物のピーク外圧係数に与える影響について考えるならば、負側のピーク外圧係数において、単独棟のときより危険側の値を示すことがわかった。 顕著な局部負圧発生の原因となる現象をより詳細に検討するために、以上の実験結果から明らかになった単独棟のみの評価では過小になりうる条件下において建築物表面の圧力分布とDynamic Particle Image Velocimetry (DPIV)による周辺流れ場の速度分布の同時測定を行った。 これらの実験から得られた多角的なデータから、相互作用が局所的なピーク風圧を生み出すメカニズムを吟味し、隣接建物との相互作用が対象建物のピーク外圧係数に与える影響を明らかにした。
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Report
(3 results)
Research Products
(9 results)