カリウムが誘導する核酸の新規2重鎖-4重鎖転移及びリボザイムの構造化学的研究
Project/Area Number |
09235209
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
片平 正人 横浜国立大学, 工学部, 助教授 (70211844)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上杉 晴一 横浜国立大学, 工学部, 教授 (70028851)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | リボザイム / 千重鎖 / DNA / RNA / NMR / 金属イオン / ドラッグ |
Research Abstract |
d(GGAGGAA)はカリウムイオン存在下で、これまでとは異なる4重鎖構造を形成する事を既に明らかにしてきた。今回、この核酸が、カリウムイオン非存在下で形成する構造をNMRにより決定し、非標準型塩基対のみからなる新しいタイプの2重鎖構造をとる事を明らかにした。カリウムイオンによる立体構造のこのスイッチングは応用にも適している。 鉛リボザイムが鉛イオン及びマグネシウムイオンにより活性が正及び負に調節される事を我々は見い出した。そしてこの調節は、両イオンが鉛リボザイム上の2つの金属イオン結合サイトを競合に奪い合う為に生じる事を明らかにした。NMRによる研究からこの2つの結合サイトを残基レベルで決定し、又両イオン各々に特異的な鉛リボザイムの構造変化を検出する事にも成功した。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)