Prospero相同遺伝子はCREBによって制御され神経可塑性に関与するのか?
Project/Area Number |
09259216
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
萩原 正敏 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (10208423)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 長期記憶 / シナプス可塑性 / CREB / prox1 |
Research Abstract |
マウス、ショウジョウバエ、アメフラシなど各種の動物モデルは長期記憶を担うシナプス可塑性遺伝子の少なくとも一部はCREBのターゲット遺伝子であることを示している。CREBのターゲット遺伝子がprosperoではないかと想定し、CREBのリン酸化によってprosperoの発現が亢進することが、長期記憶や神経の可塑性といかなる関連性を有するか検討した。我々は東京大学脳研の中副氏が樹立したラット神経幹細胞MNS70細胞から、ショウジョウバエprospero相同遺伝子prox1をクローニングした。ラットprox1 mRNAには3種類のスプライス産物が存在し、その1種にはprospero不当分配に関与するasymmetric domain様の配列が存在することが判明した。MNS70細胞において、prox1はmash1の下流において幹細胞から神経細胞への分化を制御している可能性がある。この遺伝子がCREBによって制御されている可能性についても検討したが、細胞内cAMP濃度とprox1発現量に相関が認められないことより、CREBの直接の標的遺伝子ではないことが明らかとなった。ただ、Prox1蛋白自身がA-kinaseにより直接リン酸化を受けていることが判明し、cAMPシグナルによりProx1の機能が抑制されている可能性がある。転写調節因子CREBが長期記憶の形成・維持にどのような役割を担っているかについては、さらに検討していく必要がある。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)