高度技術社会における環境リスクの社会的管理手法に関する総合的研究
Project/Area Number |
09598004
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
環境保全
|
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
池田 三郎 筑波大学, 社会工学系, 教授 (40026307)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
関沢 純 国立医薬品食品衛生研究所, 化学物質情報部, 室長
内山 巌雄 国立公衆衛生院, 労働衛生学部, 部長 (20151897)
盛岡 通 大阪大学, 工学部, 教授 (30029350)
酒井 泰弘 筑波大学, 社会科学系, 教授 (40093760)
広瀬 弘忠 東京女子大学, 文理学部, 教授 (90013044)
|
Project Period (FY) |
1997
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
|
Budget Amount *help |
¥6,100,000 (Direct Cost: ¥6,100,000)
Fiscal Year 1997: ¥6,100,000 (Direct Cost: ¥6,100,000)
|
Keywords | 環境リスク / リスク管理 / リスクデータベース / リスク情報 / リスク認知 / 生態系リスク / リスク許容レベル / リスクコミュニケーション |
Research Abstract |
この企画・調査のプロジェクトは1986年に成立した日本リスク研究学会(学術会議環境工学連合講演会参加)のメンバーを中心として、今後の環境政策の形成上で必須となる「環境リスク」の社会的な管理手法を重点領域研究あるいは大型の総合研究として推進するために、社会科学、自然科学、環境工学からなる研究課題と研究戦略を提案するものであった。 環境リスク研究を組み立てる総合的な研究手法の枠組としては、1980-1990年代を通じて発展してきた (1)米国科学研究審議会(SRC)の枠組--リスク研究、評価、管理の機能的役割の分離 (2)科学と文化による政策科学的枠組--リスク(不確定性)への多元的評価軸の導入 (3)学際的、横断的な対話の枠組--リスクの認知とコミュニケーションの重視 を参考にして、我が国でこれまで不足している研究分野と課題を検討した。さらに、平成9年度にリスク研究学会の特別シンポジュウムや国立環境研究所との共同のワークショップ等を組織し、広く関係者の意見を求めた。 新しい領域研究の企画立案を推進するに当たって上述の3つの基本的な研究手法の枠組みを取り入れながらも、全体として、政策科学的な枠組みで環境・生態系リスクの社会的な管理手法の総合化を図ることにして、学際的かつ横断的なリスク管理手法に係る次の3分野の研究項目を定めた。それぞれの3分野では、より具体的な研究対象を定め、合計9個の研究組織と研究課題を設計し、平成10年度から始まる新領域研究へ研究プロジェクト企画案を提案した。 (A1)環境・生態系リスク削減への短期的・長期的な対応戦略と手法 (A2)環境・生態系リスクの社会的管理のための政策科学的手法 (A3)環境・生態系リスク評価の不確実性とリスクコミュニケーション手法
|
Report
(1 results)
Research Products
(6 results)