Project/Area Number |
09760140
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
林学
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
益守 眞也 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (50282702)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 1998: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 土壌物理性 / 堅密土壌 / 根系 / Gmelina arborea / Paraseriauthes falcatalia / Acacia mangium / Melaleuca cajuputi / 熱帯樹木 / 熱帯造林 / 土壌堅密度 / 土壌孔隙 / 圧密土壌 / 早成樹 |
Research Abstract |
熱帯地域の樹木について土壌の硬さが根系の伸長に及ぼす影響を調べた。 まず、熱帯で広く植栽されている早成樹Gmelina arboreaの稚樹を.塩化ビニル製の管に土壌を圧縮して作成した圧密土層に植え付け,5ケ月間の成長と根系の発達を調べた。G.arboreaの稚樹の根系が発達できる硬さの限界は土壌硬度14kg/cm^2から38kg/cm^2の間にあること、成長には根系が発達できる深さ(有効土層厚)が大きく影響していること、圧縮した土壌に根系が侵入できても、その根系の形態は土壌の硬さによって影響を受けることが明らかになった。 同様にParaserianthes falcataria,Acacia mangium,Melaleuca cajuputiの実生の根が,圧密土層を貫通するまでの口数を調べたところ,M.cajuputiの根は他の2種に比べて貫通に要する口数が少なかった。また、土壌容積重が0.7g/cm^3以上になると、貫通に要する日数が多くなった。また,根がより小さな孔隙に貫入することができるほど圧密土層中で伸長成長しやすく貫入能が高くなると考え,根の貫通に最低必要なふるいのメッシュの大きさを調べた。M.cajuputiは他の2種に比べて、より小さいメッシュのふるいに貫通した。M.cajuputiは他の2種より小さい孔隙を貫通できることが一因となって、より堅密な土壌中で根を伸長させる能力を持つものと考えられる。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)