Project/Area Number |
09771151
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Anesthesiology/Resuscitation studies
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
藤原 祥裕 名古屋大学, 医学部, 助手 (70238640)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1998: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | 伝達関数 / 心拍変動 / 胸部硬膜外麻酔 / 星状神経節ブロック |
Research Abstract |
昨年度に引き続き、今年度は胸部硬膜外麻酔を行った場合の呼吸循環相互作用を伝達関数解析を用いて行った。その結果、比較的大量に麻酔薬を投与し、最低でも第1から第4胸髄の領域の感覚低下を得た場合、硬膜外麻酔施行後、血圧、心拍数の低下とともに呼吸ー心拍変動間の伝達関数解析において低周波数領域の振幅の低下が見られることがわかった。昨年度に報告した星状神経節ブロックの影響と異なり、比較的広範かつ強力な交感神経遮断が起こったことがその原因と考えられる。こうした結果より硬膜外麻酔施行時には交感神経遮断により、呼吸ー循環のネットワークが阻害されている可能性が示唆された。ただし、比較的大量の局所麻酔薬を用いているため、局所麻酔薬の血中濃度上昇による自律神経系への影響を考慮する必要があると考えられる。 一方、呼吸ー血圧変動についてはなんら影響を受けておらず、やはり呼吸性の血圧変動には自律神経はあまり関与していないのではないかということが示唆された。 以上の結果より、局所麻酔薬の影響の可能性を除外できれば呼吸ー心拍変動間の伝達関数解析は胸部硬膜外麻酔時の交感神経遮断程度の判定に利用できる可能性を含んでいると考えられた。
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